それはどこで育ちましたか。

書物とワイン。一見、関係がなさそうに思えるこの2つ。書物は人々の日常や思想を記録し、ワインはその土地の記憶や姿を映しだす。どちらも古代から人々の生活に密接し、影響しあい、文化の重要な1ピースをになってきました。

PapyBoo堂は、書物とワインに息づく時間と人の温もりが伝わる手ざわりを大切にしています。

時に、それらが抱く歴史に想いを馳せ、時に、それらに身を委ねて五感をつなぎ、時に、ただそれらの愉しみを享受しながら、みなさまのそれぞれの時間を過ごしにいらしてください。書物の製本・修復に長年かかわり合い、ワインをこよなく愛するソムリエがお迎えいたします。

あらゆるものごとは、「土」から生まれ、人の「手」によって作られ、暮らしのなかで使われ、朽ち、「土」へ還ります。もしも傷んだら、人の手で修理を施し、使われ続けます。持続可能な生産と消費。こうして文化は長い時間を循環し、時代から時代へ受け継がれてきました。

PapyBoo堂は、文化を体験するお店です。神戸の町で、プライベート教室や、少人数が集うイベントを開きます。そして、ワインでお客さまをもてなします。

人々の暮らしの手しごとから生まれる「モノ」。それは、どんな手ざわりなのか。どんな匂いがするのか。どんな思いが込められているのか。それは、どこで生まれて、どこで育ったのか。長い時間に宿るストーリーを、お客さまの暮らしへお届けします。

PapyBoo堂は、たくさんのモノを効率良く生み出すことはできません。プライベートの時間を大切にし、世の中の生産と消費における「個」の多様性を広げます。

PapyBoo堂は、ルーツを結びます。

 

PROFILE


藤井かおり

FUJII Kaori

1979年、三重県生まれ奈良県育ち。 関西学院大学独文科在学中に図書館とワインに興味を持つ。 司書として複数の図書館や新聞社で勤務したのち、2014年ワイン業界へ。 2007年NPO法人「書物の歴史と保存修復に関する研究会」入会、2015年講師就任。2015年より高野細川紙研究会研究員。